「これまでとは状況が違う」 新型コロナの第7波で感染者数が急拡大 ひっ迫する行政対応の最前線(2022/7/27)



新型コロナの一般動画

新型コロナの感染急拡大が続く中、保健センターの業務もひっ迫しています。第7波対応の最前線です。

絶え間なくかかってくる陽性者からの電話。座る暇もなく、立ったまま電話をする職員も。そして、取材のインタビュー中にも…。

(職員)
「療養者からも(電話が)かかってくるし、療養者ではない人からもかかってくるので。こうやって電話が鳴りっぱなしになる」

名古屋市港区の港保健センターでは、高齢者や基礎疾患があり重症化リスクの高い人の健康観察や自宅療養をしている人の相談に乗っています。

この2年半、保健センターは新型コロナと向き合ってきましたが、第7波の感染者数急拡大には戸惑いを隠しきれません。

(港保健センター 夏目道子係長)
「第5波のときより(感染者数が)5倍くらい。だいぶ職員にも限界が来ているが、何とか、この第7波を乗り切るまでは…」

港区の新規陽性者数は、先週1週間(7月18日~24日)で1696人。これは第7波が始まる前の6月下旬の週と比べて約17倍です。

「感染者のほとんどが軽症」というのが第7波の特徴と言われていますが、新規感染者があまりにも多く、こんな不安も。

(港保健センター 夏目道子係長)
「対応がこなしきれなくて、正直このままの調子で続くと医療機関に受診するのも難しくなってくるのが想定される」

保健センターの業務がひっ迫していることを受け、名古屋市では感染者への対応を変更しました。

(名古屋市 河村たかし市長)
「重症化リスクのある人と、ない人の対応を分けさせていただくことを、ご理解をいただきたい」

今まで各保健センターでは、陽性者一人一人の健康状態を紙のファイルにまとめ、電話で全員の健康観察をしていましたが、重症化リスクの低い人には電話連絡をせず、携帯電話のショートメッセージを使って連絡することにしました。
(新型コロナウイルス感染症対策室 小田和志・企画係長)
「1回あたり1000人はまとめて送れる」

名古屋市のコロナ対策本部、コロナ対応の司令塔として業務は多岐にわたります。

入院先の医療機関や宿泊療養施設の調整。さらに、患者が移動するときに使うタクシーや自宅療養者の配食サービスの手配まで。スタッフを15人増員し、80人体制で対応にあたっています。

(新型コロナウイルス感染症対策室 小田和志・企画係長)
「第7波の感染者数は第6波の倍増近いので、入院調整も、この1週間で急激にひっ迫している」

コロナ本部で指揮を執る滝医師は、第7波の医療現場への影響について、こう指摘します。

(新型コロナウイルス感染症対策部 滝仁志・医師)
「小児の患者の絶対数が増えたというのもあるので、お子さんの救急搬送や入院の状況が厳しいというのは、第6波まではなかった」

発熱をきっかけにして起こる「熱性けいれん」や脱水症状で入院する子どもの数が増えていて、このようなケースは初めてだといいます。

(新型コロナウイルス感染症対策部 滝仁志・医師)
「患者が増えている最中なので、これ以上患者が増えると、自宅で医療を受けられずに亡くなってしまう方も、少なからず出てくるのではないかというのを危惧している」

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